2020年9月号

《十七音のうた》

新コロナ熄めば次なる新コロナ

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 わが家では30年来消毒用エタノールとして、約71〜81%のエタノールを使用している。 値段も忘れてしまったほどだから高価なものではなかろう。用途は消毒用アルコール綿を作るだけ。
 2020年春、アマゾンで10本まとめて買おうとおもったら2本単位でしか売っておらず、1本がやたら高い。 消毒用アルコールやマスクも姿を消した。
 すると当然、アルコール度数の高いウオッカなんかを代用すればいいだろうと思う輩が出てくる。 だが市販されているウオッカは40度ぐらいで、消毒の役には立たない。ポーランドのスピリタスなら96度あるから役に立つかもしれない。 (バカをお言いでない!)


救急車どかして陰圧テント張る

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 ここは本来K病院の救急搬送口。急患なんか受け入れる余裕もなくなって、新コロナウィルス対策に当たった。 わたしは「陰圧室」の意味が分かりかねた。テントの中を陰圧にしたら、外からウィルスが入りやすくなるではないか。 それで患者が守れるのだろうか。ネットで調べると、《陰圧室とは、室内の空気が外部に流出しないよう、 その部屋に直結する廊下や前室などよりも気圧を低くしてある部屋のことである。》
 外からウィルスが入ってこないようにするのが患者のためだと思い込んでいたわたしがバカだった。 ウィルスが外に出ないようにするのが目的。中の患者より外の健康者を守るためのものだったのだ。