▼「脱線劇場」開幕の弁 (2020年7月記)
2003年6月54歳のときから「障害中年乱読日記」を書きはじめ、2008年12月まで67回つづけた。
2009年60歳になったのをきっかけに名称を「障害老人乱読日記」と改め2020年春まで毎月欠かさず書き続けた。難業である。
本を読むだけでもたいへんなのに批評めいたものまで書かなければならない。
2020年春、71歳のとき新コロナ禍で世の中が騒然としている最中に大腸癌が発見された。8時間の大手術で上行結腸を30cm切り、
同時に人工肛門も造設した。個室のベッドに横たわり朝から晩までコロナのテレビを1ヶ月見つづけた。
「特に高齢者や糖尿病の方はご注意ください」といっている。わたしのことではないか。
退院したものの元気が出ない。目もひどく悪くなってメールの小さな字が見えない。
毎月100人ほどの読者が読んでくれる。どこのどなたか知らないが、たぶん知人だろう。
そうでなければ星の数ほどあるホームページのなかでわたしのホームページの存在を知るよしがない。
最近はSNSだかツイッターだかユーチューブだか、小学生でも楽しめるものが目白押しだ。
そんななかで書評などという小難しいものにこだわっていてもしかたないだろう。何かもっと楽な企画はないかなあと考えあぐねた結果、
従来の書評もどきを主軸にしながらも写真や写真俳句・俳句・川柳、その他ビックリギョウテンな企画を載せてごまかそうと考えついた。
はてさてどうなることやら。 |
既発表一覧 2020年7月号〜現在